メトロ・ヌイ編(2004年~2005年)
概要
マタ・ヌイ島のキニ・ヌイ寺院の最下層でマクータを打ち倒したトーア・ヌーバ達はマクータが守っていた重い扉の奥で銀色の海に浮かぶ謎の島を目の当たりにします。
そしてツラガ達は長きに渡り秘密にしてきた、伝説の都市『メトロ・ヌイ』の存在と、そして自身等がかつてメトロ・ヌイを守るトーア『トーア・メトロ』であった事を語り出します。
2004年~2005年の物語は、舞台をそれまでのマタ・ヌイ島から地下に存在する伝説の都市メトロ・ヌイに、
時代を1000年前の過去へと移して展開されました。
主人公もタフー達から若かりし頃のツラガ達に一時交代。ストーリーはツラガ・ワカマがかつての経験を物語として語り聞かせるというスタイルで進行し、
「マトランからトーア、そしてツラガへの変化」「メトロ・ヌイを捨てマタ・ヌイ島へ移り住んだ理由」「時のマスクの出自」などバイオニクル世界の秘密が明かされていきました。
また、メトロ・ヌイ編は全体的に悲壮感を持って語られる点が特徴で、様々な葛藤・過ち・別れを経て真の英雄となっていったツラガ(トーア・メトロ)達の苦難の物語でもあります。
2004
あらすじ
メトロ・ヌイを守るトーア・リカーンからトーアストーンを授かり、メトロ・ヌイの新たなトーアとなった6人のマトラン(ワカマ、ノカマ、マタウ、ヌジュ、オネワ、ウェヌア)が
真のトーアとして認められる為に6つのメトロに隠された伝説の『グレートディスク』を集める冒険をし、メトロ・ヌイを襲う謎の生物『モブザック』を打ち倒す為に戦います。
各トーアにゆかりのある6人のマトランがグレートディスクの在処を知るキーキャラクターとして登場しますが、今回のマトランはそれぞれ非常にクセの強い性格をしており単純な味方ではない点が特徴的です。
後期はメトロ・ヌイに潜む大きな闇がその姿を現します。
本来メトロ・ヌイの治安を守る為に作られた警察ロボット『ヴァキ』は黒幕であるマクータの先兵となり、2人のダークハンター『ニディーキ』と『クレッカ』がトーア・メトロを追い詰めます。
ストーリー面ではディスク集めが主であった目的であった前期に対して、後期は自身のカノイマスクに秘められた力を覚醒させる事が物語のカギになっており、
同時に「1人のトーアにつき1つのマスク」というスタイルが確立されました。
製品
この年からバイオニクルのメインカラーが「赤」「青」「緑」といった原色ではなく、「エンジ(ダークレッド)」「紺色(ダークブルー)」「濃緑(ダークグリーン)」といった暗色系が標準色となりました。
構造面では前年のラクシシリーズでの「首」「膝」部分への可動追加に続き、トーア・メトロシリーズでは更に「肘」に可動部が追加されており、よりアクションフィギュアとしての要素が強められています。
また、この年のコレクタブルアイテムはマスクではなくカノカディスクのパックになっており、以降のコレクタブルアイテムは「その年の飛び道具の弾パーツ」が封入されるようになります。
これらは通常製品では手に入らない絵柄や色の弾が手に入るとはいえ、いずれもカノイマスクほどの魅力はないためファンからの評判はあまり良いとは言えず、
マスクセットへの回帰を求める声が上がりましたが結局マスクセットの復活はなりませんでした。
メディア展開
メディア面ではトーアへの変化と黒幕との対決を描いた劇場アニメ第2弾『バイオニクル2:メトロ・ヌイの伝説』も公開されました。(日本では邦訳版のVHS及びDVDが発売)
また、この年から日本でもバイオニクルの小説版の刊行がスタートします。(出版は主婦の友社)
ちなみに小説版では黒幕であるマクータを封印した後、深刻な被害を受けたメトロ・ヌイに代わる新天地を求め新たな冒険の旅へと旅立ち、
その先でマタ・ヌイ島を発見、復路ではモブザックのプロトタイプである植物兵器『カルザーニ』と遭遇するなどの展開があります。
上半期 / Winter - トーア・メトロ / Toa Metru
上半期 / Winter - マトラン / Matoran of Metru Nui
下半期 / Summer - ヴァキ / Vahki
タイタン / Titans
その他 / Other




※『8711 マスターアクセサリーキット /Master Accessory Kit』『8713 リミテットエディション 500ピース/Limited Edition 500 Pieces』は日本未発売。
※『10202 アルティメットデューム/Ultimate Dume』はトイザらス限定。
2005
あらすじ
新天地であるマタ・ヌイ島を発見したトーア・メトロ達は休眠カプセルに囚われたマトラン達を運び出すべくメトロ・ヌイへと戻ります。
しかしそこで待っていたのは廃墟に無数の巣を張るクモのようなラヒ『ヴィソラック』と彼らを従える『シドラック』と『ルーダカ』でした。
ツラガ・リカーンを亡くしマトランを守り切れなかった悔いと焦りからワカマは判断を誤りトーア・メトロ達はヴィソラックに囚われてしまい、
彼らの毒によってラヒとトーアを合わせたような姿の『トーア・ホーディカ』に変えられカノイマスクのパワーを封じられてしまいます。
辛くも『ラハガ』の助けで脱出し、彼らの助言に従って元の姿を取り戻すべく伝説のラヒ『キートング』を探す旅に出る事になります。
ストーリー面にはバイオニクルシリーズの中でも最もダークな雰囲気に包まれたシリーズの1つです。
トーア・メトロのリーダーであるワカマの迷いと葛藤はピークを迎え、遂にはヴィソラックの軍勢に寝返るという衝撃的な展開を見せます。
ワカマだけでなく他のトーア達にっとっても大きな試練の時期で、ホーディカ化によって生まれた獣の本能に大いに悩まされる事になり、
ラヒが本能的に恐れるヴィソラックの恐怖、そして彼らを従える狡猾なシドラックとルーダカの謀略に打ち勝たねばなりません。
製品
製品面ではヴィソラックシリーズにてギアギミックが廃止され(ギミック自体はあり)、
ホーディカや大箱モデルにはギアギミックが搭載されていましたが、この年から「メインは可動ギミック」といった雰囲気になります。
また、(この時点では)ストーリーの本筋に関わってこない若かりし頃の『ノリック』や『イルイニ』がエクストラモデルとして製品化されましたのも特筆すべき点です。
合体モデルではありますがダークハンターの首領である『ザ・シャドウドワン』が製品化されたのも見逃せません。
メディア
メディア面では劇場アニメ第3弾『バイオニクル3:ウェブ・オブ・シャドウ』が公開されました。
しかし邦訳版は無く、日本語版小説も打ち切りとなります。
公式サイトも以降は英語版のみとなり日本国内でのメディア展開は殆ど無くなっていきます。
一方、海外ではこの年からシリーズ毎にイメージソングが設定されるようになります。
2004年は『オール・インセイン・キッズ/All Insane Kids』(通称:AKI)の『ヒーロー/Hero』と『コート・イン・ア・ドリーム/Caught In A Dream』の2曲が用いられ、
前者は映画のエンドクレジットで、後者はこの年作られたバイオニクルのミュージックビデオなどで聞く事が出来ます。