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70788 コパカ:マスター・オブ・アイス / Kopaka: Master of Ice

※日本では『70788 マスター・オブ・アイス “コパカ”』の名称で発売。

製品情報

発売日 2015年4月3日
価格 2780円(税抜)
※クリックブリック店頭販売価格
パーツ数 97ピース
パーツリスト BrickLink ※外部リンク
備考 クリックブリック限定商品。
米国では2015年1月1日発売。$19.99(税別)
キャラクターバイオ:

コパカは高貴で寡黙なトーアだ。 厳格なポリシーを持ち、完璧主義で常に「正しいことをする」よう努めている。それはしばしば彼を冷たい男だと思わせるが、幸い彼の愚直さと頑固さは他のトーアが英雄とはどうあるべきかを思い出す際に役立っている。
Kopaka is noble and reserved. Upholding his own strict moral code he strives to be perfect and always “do the right thing”. A fact that often makes him appear formal and even cold in the eyes of others. Luckily Kopaka’s clumsiness and his not too solid direction sense help the other heroes remember that, after all, Kopaka is just a Toa like them.

マスク 氷のマスク / Mask of Ice
氷のゴールデンマスク / Golden Mask of Ice
武器・装備 フロストシールド / Frost Shield
アイススピア / Ice Spear
得意技 アイスランス / Ice Lance
フロストスフィア / Frost Sphere
キャラクターバイオ:シルバースカルスパイダー

スカルスパイダー族の数ある亜種の中で最も動きが素早いのがシルバースカルスパイダーだ。その電光石火の攻撃にはガーリでさえ舌を巻く。
The silver subspecies of the skull spiders is the fastest. They strike with a lightning speed that makes even Gali impressed.

カタログ紹介文

コパカと共に山頂での極寒の戦いに備えろ! 氷の戦士はマスクを奪おうと雪原から這い寄るスカルスパイダーに注意を払わなければならない。重装甲の手足を構え、激しいバトルに臨め。マスクを奪おうとする者の攻撃をフロストシールドで防ぎながら、強力なエレメンタルアイススピアで打ち払おう。ゴールデンマスクを装着したらシールドをスキーに組み換え、雪崩に乗って脱出だ!
Prepare for a chilling mountaintop conflict with Kopaka – Master of Ice! Watch out for the Skull Spider crawling from the snow, trying to pop off Kopaka’s mask. Adjust the arms and legs of this heavily armored figure to create fearsome battle poses. Fend off the evil creature’s attacks with the frost shield, bashing battle arm and the mighty Elemental Ice Spear. Get to the precious Golden Mask first then convert the shield into avalanche skis to escape.

コミック

インスト(取扱説明書)とパッケージ裏にはショートコミックが掲載されています。
レイアウトは異なりますが内容そのものは『プロテクター・オブ・アイス』の説明書に掲載されているものと同一です。 「ゴールデンマスクの聖域に到達したプロテクター・オブ・アイス。四方から襲いかかるスカルスパイダーの群れを相手に奮戦するも、顔に取り付かれてしまう。そこにコパカが現れ、ゴールデンマスクを手にし反撃。コパカ達は勝利を収め、プロテクター・オブ・アイスは(エキームの探索へと旅立つ)コパカに武器を託す」といったストーリー。

パッケージ

パッケージは旧バイオニクルのようなプラスチック製ボトルでも、ヒーローファクトリーで長く採用されていたチャック付きのビニールパックでもない紙製のものに変更されています。 紙はレゴブロックのパッケージ素材としては最も標準的ですが、その形状は他のシリーズと異なり角が取れたバイオニクルシリーズ独自のデザインになっています。

ボックスアートはゴールデンマスクの聖域で『コパカ』と『シルバースカルスパイダー』が対峙する構図。左奥には『ロード・オブ・スカルスパイダー(スカルスパイダー卿)』も描かれています。

メインモデル

『トーア/Toa』はバイオニクル世界において「英雄」を意味する言葉ですが、新シリーズでは『マスター/Master』とも呼ばれています。 『コパカ』は氷属性のトーア(マスター・オブ・アイス)で、吹雪や雪崩を操る能力を有しています。

『コパカ』は旧シリーズ(特に初代)では細身にデザインされる傾向にあったキャラクターですが、新シリーズでは重装甲なデザインとなっています。

脛は構造自体はシンプルですがやや独特な作りで、裏面の見栄えを考慮したアーマー配置になっています。 しかし、一方で側面の隙間が目立ってしまっているので一長一短かもしれません。(一応、フレームがクリア成形の綺麗な色のパーツなのが救いでしょうか)

カラーリングは「白」「透明水色(トランスライトブルー)」「金色(パールゴールド)」の3色がメイン。 「透明水色(トランスライトブルー)」は氷属性キャラクターの定番カラーですが、コパカに用いられるのは何気に初めてですね。 白に金色を合わせる色合いも旧シリーズのタカヌーバっぽく、こちらも過去には無かった組み合わせです。

また、腿アーマーの図案はシールで表現されています。

アーマー類を外すとこのような感じ。クリアパーツがフレーム部分に集中しているのが見て取れます。

バトルモード

コパカのメインウェポンである『フロストシールド / Frost Shield』は身の丈ほどもある大型の盾で、氷のエレメントパワーでどんな攻撃も跳ね返す事が出来るとされています。 ちなみにアニメでは球状のバリアーを発生させるように描写されていました。

ちなみにシールドの中にある氷柱部分が別パーツになっているほか、『タフー』の武器と同形状なのでサーフボード型に組み替える事も可能です。

右手に持つ『アイススピア / Ice Spear』は氷の槍で、接近戦に用いるほか投げ槍のように使う事もあるそうです。 旧シリーズでは「剣」を持っているイメージが強いですが、後述のアドレナリンモードがスキーなのでストックをイメージしているのかもしれません。

アドレナリンモード

フロストシールドを分割して足に装備するとスキーになります。コパカのアドレナリンモードはアイススライザーや旧シリーズのコパカ・ヌーバを思い起こさせますね。

武器・ギミック

「マスク」「インナーヘッド」「目」はそれぞれ別パーツになっていて、マスクパーツは脱着が可能です。 インナーヘッドはバイオニクル用の新型パーツが使用されており、マスクは「こめかみ」に開いた穴にマスクのジョイントをはめ込む独自の接続方法になっています。
目の色は「透明水色(トランスライトブルー)」で、後頭部(クリアパーツの後ろ部分)を押すとマスクが外れます。 また、クリアパーツは集光パーツの役割も兼ねていて、光に透かすと目が光っているように見えます。

マスクのデザインはボディに併せて少しゴツめにアレンジされていますが概ね旧版を踏襲しており、新版のマスクの中でも旧版のイメージが色濃く残っています。

胸アーマーにはナスカの地上絵のような独特な紋様がプリントされており、機械的とも有機的とも取れぬ図案はスライザーシリーズに通じるものがあるかもしれません。 銀色のメッシュ部分や濃い青色のラインはメタリック系の塗装で光沢があります。

胴体内にはギアが組み込まれており、背中の黄色いギアを回すと両腕がスイングするギアギミックがあります。
旧バイオニクルでは胴体を兼ねた専用のギアボックスが用いられていましたが、新シリーズでは汎用的なギアボックスをヒーローファクトリーのフレームに装着する方式になっています。

小さなギアを噛ませることでほどよい負荷ける構造になっており、ポージング時に腕が垂れさがったりしないよう工夫がなされています。旧シリーズではギアに連動した腕がプラプラしてしまうという欠点がありましたが、新シリーズでは上手く改善されていて好印象です。

コパカのものは槍を持つ右腕のみスイングするようになっており、盾を持つ左手は固定になっています。

旧シリーズではギアギミックを備えた製品同士でマスクを叩き落とし合う「バトル」が出来ましたが、新シリーズでも(一応)可能です。 ただし旧版よりもマスクが外れにくく、関節部で打撃の威力が殺されてしまうので難易度は高め。どちらかというとロールプレイ用のギミックな印象です。

ゴールデンマスク

『70788 コパカ:マスター・オブ・アイス』にはボーナスパーツとして『氷のゴールデンマスク/Golden Mask of Ice』が付属します。 ゴールデンマスクは強力なエレメントパワー(大自然の力)を秘めており、前期シリーズではこのゴールデンマスクをオコート島から探し出す事がトーアの最初のミッションとなります。

そして、ゴールデンマスクはオコート島の『時の寺院/Temple of Time』に眠る伝説のマスク職人『エキーム/Ekimu』の声(テレパシー)を装着者に伝える力も秘めており、後期シリーズではエキームの導きに従い、失われた『創造のマスク/Mask of Creation』を探し出す事が新たなミッションとなるようです。

スカルスパイダー

『70788 コパカ:マスター・オブ・アイス』には『シルバーカルスパイダー』が付属します。
成形色は「銀色(フラットシルバー)」と「ガンメタル(パールダークグレー)」。脚はクリップで接続されているので個別に可動します。

スカルスパイダーはトーアやプロテクターの顔に取り付ける事ができます。 「マスクに取り付く敵」というと旧シリーズのボロックの『クラナ』を思わせますね。ドクロの意匠が施された凶悪そうな面構えで、マスクとしてもかなりカッコいいです。

比較

同クラスのトーアと比較するとこのような感じ。
サイズは標準的ですが、四肢が太めになっており重厚な印象になっています。

ポージング

各関節がボールジョイント接続になっているので様々なポージングが可能。 四肢には目立った干渉個所は無く、肩アーマーも位置の調整が出来るのでストレスが少ないです。

コンビネーションモデル

同シリーズの『70782 プロテクター・オブ・アイス / Protector of Ice』(以下『アイス』)と組み合わせるとコンビネーションモデル(合体モデル)を作る事が出来ます。

コパカの場合は一度アイススピアを分解し、『アイス』の『アイスソー』と合体させる事で右手用の武器が出来あがり、左手に『エレメンタルアイスブラスター』を持たせることで合体モデルが完成します。

ゴールデンマスク発見後の「『エキーム』の導きで『創造のマスク』を探す」という新たな冒険は6人のトーアのみで行わねばならず、彼らを送り出す際にプロテクター達が自分の持っている武器をトーア達に託す事でこの形態になります。(アニメ版ではゴールデンマスクに付け替えるのみ)

合体モデルの中では珍しく武器の組み換えがありますが、元のアイスシールドと比べるとちょっとボリューム不足な印象。 シールド用のパーツが丸々余るのでスキー形態にして装備したり、シールドも武器の組み換えに使ってあったりしてもよかった気がします。

総評

お気に入り度
4/5
4/5
5/5
オススメ度
コストパフォーマンス

旧版と比べてかなりガッチリとした体型になったコパカですが、装甲を纏ったようなデザインは厳格な性格とマッチしているので個人的にはこれもアリだと思います。 装備品も巨大なフロストシールドがとても迫力があり、アドレナリンモードのスキー形態も無理のない遊びやすいデザインになっていて良いですね。

難点を挙げるとすれば脛の側面の隙間で、ヒーローファクトリー系パーツの弱点が出てしまっている感じ。一応フレームがクリア成形なので見れないこともないのですが、 グレー(新濃灰)のコネクタもクリア成形だったらもっと綺麗だった気もします。

パーツ面では新型の装飾パーツが4つ入っているのが嬉しいですね。 同系色の『アイス』と比べると非透過色のパーツが多いので白系のパーツが欲しい場合はコパカの方が効率的に集められそうです。