ブラックライオン(21311 ヴォルトロン)/ Black Lion
※原作『百獣王ゴライオン』での名称は『黒獅子』
メカライオンモード
ヴォルトロンの胴体を担当する黒いライオンメカ。
ブラックライオンはアニメ番デザインや旧来のトイでも他4頭のメカライオン達より大きく体格もマッシブに設定されているのですが、
レゴ版は特に他4頭より逞しいです。
アニメデザインの再現度という点では実はそこまで忠実ではない(アニメ版がデフォルメしすぎともいう)のですが、
ポピーの超合金トイのデザインなども上手くミックスしつつトータルで見るとブラックライオンにしか見えないデザインに仕上げているのは流石。
ピンと立った耳のデザインに至ってはは完全にレゴ版独自のアレンジなのですが、むしろネコ科らしくて好きだったりします。
難点を挙げるとすれば肩の合体用コネクタが目立つ点でしょうか。
流石にギア部分はどうしようもないですが、青い部分は合体時に左右の組み合わせを間違えないよう色分けされているだけなので
気になる人は黒いブロックに置き換えるのもいいと思います。
可動部は「口」「首」「四肢(膝から下のみ)」「尻尾」「翼」。 後述しますが合体機構の関係で胴体と脚の接続部は前後共に可動しません。 そのためポージングは最低限といった感じですね。 口も超合金系とは異なり二重構造になっていないので開けると大事な物が見えて見えてしまったり・・・w
ヴォルトロン(ゴライオン)への変形プロセス
まずブラックライオンを垂直に立たせ、四肢を付け根から取り外します。
接合部は6連クリップと2連ピンで固定する構造になっており、前脚は180度、後脚は90度回転させて再接続します。
ここがレゴ版ヴォルトロンの唯一の差し替えポイントです。
アニメや超合金系の玩具では回転軸で解決されている部位ですが、
レゴ ヴォルトロンは合体時の重量が約2kgあり転倒すると自重で分解する恐れがあるため安定性と頑強さを優先しての処理のようです。
背部のウィングを回転させ、更に中央部のヒンジで展開します。
ウィングは大型ですが基部の回転軸が渋くなるように作られているのでヘタらず保持します。
次にライオンモードの尻尾も背中に沿わせて折り畳みます。
尻尾が上手く収まるスリットが背中に設けられているのが小気味良いです。
また尻尾~背中の番号プレートまでの黄色いラインが背骨のような配置になるのもいい感じです。
(原作デザインではプレートと尻尾の幅は統一されていないのでレゴ化ならではの副次効果といえます)
頭部は「ライオンの下顎を下げる」▶「上顎を前に倒す」▶「角を立てる」という手順で変形させます。
口を閉じた状態ではライオンの頭が前に倒せないためアニメ版の変形とは若干手順が異なるものの、
既存のブロックのみかつ組み替えなしでデザインとギミックを両立させている点は素晴らしいです。
変形前後で大きくイメージが変わるため触っていて楽しく、ついつい「ゴー!ゴー!ゴライオン~♪※」と口ずみながら変形させてしまいます。
(※百獣王ゴライオンの主題歌「斗え!ゴライオン」の一節)
以上の工程を経てヴォルトロンの胴体部が完成します。