マクータ:ジ・エレメントロード / Makuta: The Elements Lord
設定
名称 | マクータ:ジ・エレメントロード |
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種族 | ???(元・プロテクター) |
好きなものごと | より強い力を手にすること
自分の力を見せびらかすこと |
苦手なものごと | 他者と団結すること
義務を全うすること 宿命を受け入れること |
武器・装備 | グレートハンマー |
体力 / Strength |
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知力 / Intelligence | |
速度 / Speed | |
耐久 / Endurance | |
地位 / Rank | |
資質 / Charisma | |
勇気 / Courage | |
火力 / Firepower | |
特殊 / Element | |
技術 / Skill | |
合計 / Total |
ウマラックの策謀によりマクータが幽閉されている異界『シャドウキングダム』への扉が開かれた。
トーア達はマクータのオコート島への帰還を阻止すべく戦うが、ウマラックやエレメントビーストとの戦いで傷付いた彼らにマクータを止められるだけの力は残されていなかった。
地に伏すトーア達。しかしマクータは彼らに止めを刺さず、代わりに団結のゴールデンマスクを奪い取り、マスクの力を用いて6体のエレメントクリーチャーをその身に取り込んだ。
トーア達が手に入れてきた「力」を奪い我が物とすることで『英雄の予言』が無意味であり、絶対的な力を示すことでとプロテクター達が掲げる『3つの美徳』が無価値であると知らしめる為に・・・
全ての力を奪われたトーア達。はたして彼らはこの最強最悪の敵を打ち倒す事ができるのだろうか?
コメント
今回の作品は2016年の8~9月にRe Brickで開催された公式主催のコンテスト『The Makuta Challenge(ザ・マクータチャレンジ)』の投稿用に制作しました。
お題はバイオニクルシリーズの悪役『マクータ』。モチーフにするのは旧版でも新版でも大丈夫そうな感じでしたが、
恐らく新バイオニクル最後の公式コンテストになりそうだった(コンテストの告知と同時にシリーズの打ち切りも告知された)ので、
自分の中における「新バイオニクルシリーズのフィナーレ」として新版のマクータをモチーフにしました。
しかしながら打ち切りの煽りで新マクータはキャラクターの掘り下げが十分にされておらず、どういった雰囲気にアレンジすべきかかなり迷ったのですが、
ふと「ラスボスというのは物語の主題の証明に対する反証である」という事に気付き、マクータはそんなキャラクター/造形にすることにしました。
新バイオニクルの物語は一見するとRPG的なパワーアップストーリーなのですが、
実は旧作初期のキーワードだった『3つの美徳(団結・義務・宿命)』を主題としたストーリーになっていて、
劇中でのトーアのパワーアップ&成長イベント(マスクの発見、クリーチャーとの合体など)は全て「3つの美徳(のいずれか)に目覚めた結果」として描かれていたりします。
つまり「パワーアップやアイテムの獲得よりもヒーローとしての成長が重要だよ」というお話なわけですね。
「内面の成長こそが重要」という説を反証するには「外面をひたすら強化」すればOK。
手段についても「成長の証としてアイテムを手にした」トーアに対して、マクータは「他者の持つアイテムだけ奪う」ことで「内面の成長は不要で無駄」という主張をすることができます。
ちょっとコンセプトの解説が長くなってしまいましたが、そんなワケで今回の作品は既に判明しているマクータの意匠に加えて「6つのマスク」「6体のクリーチャー」という要素を強く打ち出しています。
6色のクリアパーツを大胆に使っているのは、劇中で既に「掟を破って6つのエレメントパワーを合わせたマスク(禁断のマスク)を作る」という活躍があったことも意識しています。
最終的にはコンセプトの表現に加えて、新バイオニクルシリーズで推してた「クリアパーツ」と、
シリーズの基礎となっている「ヒーローファクトリーのビルディングシステム」もデザインに活かしたデザインにできたのも気に入ってたりします。
掲載日:2016年9月4日