70327 ハルバード王のバトルメカ (レゴ ネックスナイツ)
製品情報
発売日 | 2016年2月19日 |
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価格 | 4980円(税抜) |
パーツ数 | 354ピース |
パーツリスト | BrickLink ※外部リンク |
備考 | 海外での定価:$29.99(米国) |
製品画像
パッケージはレゴブロックとしては標準的なフォーマットですが、裏面右下にトイと連動するアプリゲームの紹介が大きく入っているのが特徴的。
海外のいわゆる「メック」系のデザインの要素と日本の「スーパーロボット」的なデザインが上手く調和していますね。
トランスフォーマーやモビルスーツなどと比べると幾分かずんぐりした体躯ですが、レゴブロックの世界観にはむしろこちらの方が親和性が高いので正しい判断と言えます。
プロポーションは歴代のロボット系レゴの中でも群を抜いて良く、省略されがちな膝関節などもキチンと動くのが素晴らしいです。
フラットシルバー(銀色)とダークブルーというカラーリングは重厚でありつつ上品で、指し色のパールゴールド(金色)が高貴なイメージで王様の愛機に相応しく感じます。
モールド面ではマントを模したウイングが表情付けに一役買っていたり、背中の「ねじ巻き」がシャレが利いてて良いです。
目を引く左腕は恐らく「盾」をイメージしたものと思われます。良くも悪くも斬新な解釈ですが、分離してビークルとなるなどプレイバリューの向上には一役買っています。
比較的シール個所の多いモデルですが、最も目立つ胸のシールドがプリントなのと色分け自体はパーツの組み合わせでしっかり表現されているので、シール無しでもキチンと見栄えがするのも嬉しいです。
『"ハルバード"王』のメカですが武器は槍斧ではなく大剣です。
ネックスナイツのモチーフセレクトのルール(「クレイはクレイモアがモチーフだから大剣のビークルに乗る」など)からは外れますが、騎士の武器といえばやはり剣は外せないのでこれで正解ですね。
剣は十字シャフトでしっかり固定され、サイズや見た目も申し分ないです。
レゴパーツの宿命で裏面からの見た目は良くないですが、ブロック玩具らしいといえばらしい点ではあります。
ロボの左腕は分離して飛行艇になり、コックピットにはミニフィグを1体乗せる事ができます。
単体時はともかく合体時には正直乗りたくないメカですが、コンソールやジェットノズルなどビークルとしてのツボはちゃんと押さえられている印象ですね。
両舷には「1×1丸プレート」を飛ばせるシューターが1対付いています。
単体時は機銃として、合体時はロボの射撃武器として見立てられるのが地味ですが小気味良いと思います。
コックピットは直立姿勢で乗り込む方式。
キャノピーがスライドさせるように開く事が出来るのが良い感じ。(跳ね上げるのも良いのですが、やはりスライドした方が未来的でカッコイイ)
「胸(と顔)のデザインが命」と言われる玩具ロボにおいて、胸部にネックスシールドを配するデザインは「ネックスナイツのメカである」という点を上手く主張していて秀逸だと思います。
ロールプレイ用に固定砲台も入っています。黒い部分がシューターになっておりクリアの「丸タイル」を発射する事ができます。
ミニフィグは『ハルバード王』『キングビット』『マグマスロー』の3体が付属。 ネックスシールドは『トライアングルオーブ』と『ドラゴン・エレキ』の2枚が入っています。 『トライアングルオーブ』の方がレアなシールドでメカにも似合いますが、ハルバード王のフィグに持たせるには『ドラゴン・エレキ』の方が色的に似合ってますね。
各部がボールジョイント接続になっているので色々なボージングが可能です。
流石にアクションフィギュアには劣りますが子供向けロボット玩具としては十分に及第点を与えられるラインだと思います。(レゴのロボットとしてはトップクラスによく動く)
足首が動き、足も大きいので設置性も良好で遊びやすいですね。
頭部は一見非可動に見えますが、開閉用のヒンジが左右に回るので多少キャノピーを振る事ができます。
ちょっと手間ですが中に乗っているフィグの顔を動かせば表情付けは十分に出来ます。
総評
お気に入り度 |
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オススメ度 |
コストパフォーマンス |
ロボットフィギュアとしてのツボを一通り押さえた設計で、レゴブロックのロボット系セットとしては「決定版」といっていいほどに完成度が高いです。
最近のレゴセットとしてはギミックが少なめですが、実際に人間を模したフィギュアを乗りこませて遊べるロボット玩具というのはマニア向けを除けば殆ど無く、
あってもやたらストレスフルな設計だったり妙にダサかったりしがちなので、頑丈で扱いやすい設計のバトルメカはそれだけで魅力ある玩具といえます。
特にキャノピー越しにミニフィグの顔がハッキリ見えるのはキャラクターへの感情移入がしやすく、また密閉式が主体の日本のロボトイにはないビークル的な趣があって好きです。
ビークルになる左腕は悪く言えば荒唐無稽かつ玩具的ですが、レゴブロックゆえに改造が容易なので気になる人は自分流にカスタムするのも楽しいと思います。
パーツ構成も細かく何気に固有部品が皆無なので、下手するとCITYシリーズよりレゴブロックらしい組み立てが楽しめるのもポイント高いです。
また、レゴロボのお手本のような作りになっているので、バトルメカをベースにオリジナルのロボを組むのも大変オススメですね。
バトルメカは定価5000円(実売だと3500~4000円)とやや高価なトイではありますが、レゴブロック好きはもちろん、ロボット玩具好きにもオススメできるステキアイテムです。