60092 海底潜水艦(レゴ シティ 海底調査シリーズ)
製品情報
発売日 |
2015年7月3日 |
価格 |
4622円(税込) |
パーツ数 |
252ピース |
パーツリスト |
BrickLink ※外部リンク |
製品画像
コメント
お気に入り度 |
4/5
4/5
3/5
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オススメ度 |
コストパフォーマンス |
前年の『レゴ シティ 北極探検』が2001年発売の『LEGO Town Arctic』をリブートしたシリーズであったように、『レゴ シティ 海底調査』シリーズは1997年発売の『LEGO Town Divers』(以下『ダイバー』)を強く意識したシリーズです。
今回の深海調査シリーズは民間のトレジャーハント企業がモチーフとなっており、
個人的な印象としては『ダイバー』が「宝探し」を主軸に「シートピア(海底居住基地)」や「海中生物の観察やふれあい」など「ダイビングそのもの」をテーマにしていたのに対し、海底調査シリーズは「宝探し」に特化している印象を受けます。
これは機材の発達によってダイビングや海中映像が身近なものとなった事と、近年トレジャーハンター企業が世界的に話題になっているからだと思われます。
レゴの潜水艦というと2010年発売の『レゴ アトランティス』シリーズが記憶に新しく、『アトランティス』も同様に「宝探し」がテーマでしたが、あちらが「戦いを含む映画的な大冒険」だったのに対し、
(『レゴ シティ』のサブラインという位置づけもあり)『海底調査』は「現代的かつ現実的な宝探し」といった雰囲気になっています。
さて、前置きが長くなってしまいましたがそろそろ本題に。
『60092』は日本では『海底潜水艦』と訳されていますが、デザインは民間の潜水艇(海中調査艇)がモチーフ(本来「潜水艦」は軍用かつ大型のものを指す)となっています。
これまで発売されてきたレゴの潜水艦・潜水艇と比べると大きなタンクが目立つ武骨なデザインですが、画一的になりがちな潜水艇においては逆に個性として光っており、またメカニックとしても非常にカッコいいポイントとなっています。
マニピュレータ(ロボットアーム)も左右の形状を変える事でリアリティと遊びの広さが増していると思います。
ただ可動域に若干クセがあり、また乗り物としてのラインを崩してしまっている部分もあるので、ここはちょっと好みが分かれそうです。
岩山のビネットの方は小規模ながら宝を見つけるまでの「障害物」が組み込まれているのが好印象で、ロールプレイング(ごっこ遊び)を盛り上げるのに一役買っています。
欲を言えばもっと大規模な「海底」のビネットが欲しいのですが「基地的な商品は売れずらい」というのは玩具界隈では有名な話なので妥当なボリュームだとは思います。