カーダ・ヌイ編(2008年)
概要
舞台を海底から天空の『カーダ・ヌイ/Karda Nui』へと移し、遂にトーアとマクータの全面対決が始まります。
マトロが己の命と引き換えに発動したイグニカのパワーで一命を取り留めたマタ・ヌイでしたが、
真の復活を果たす為にはカーダ・ヌイの『秘密の沼/Swamp of Secrets』に隠された入口を開き『コドレックス/Codrex』へと向かわねばならない事が判明、
トーア・ヌーバ達はアータッカから『アダプティブアーマー/Adaptive Armor』と呼ばれるプロトデルミス製の鎧を与えられて空中戦に適した姿となり、
マタ・ヌイのマタ・ヌイの心臓部であるカーダ・ヌイへと送り込まれます。
今シリーズでは主人公が再びタフー達トーア・ヌーバとなり、敵サイドには宿敵テリダックスが率いるマクータ族の精鋭が多数登場しました。
2008年シリーズは「ボトル系製品が敵味方3体づつリリースされる」という独特なラインナップになっており、
後期で早くも姿が変化するトーアやマクータが登場するなどこれまでにない劇的でスピーディーな展開がなされました。
2008
あらすじ
前期はカーダ・ヌイにある崩れた鍾乳石の上に築かれた村を舞台に戦いが繰り広げられます。
イグニカ発動時の閃光により視力を奪われたマクータ族の『アントロズ/Antroz』『ヴァンプラー/Vamprah』『チロックス/Chirox』は、
鍾乳石の村住む『アボ・マトランAv-Matoran』を『シャドウリーチ/Shadow Leech』の力で『シャドウマトラン/Shadow Matoran』に変え、テレパシーを介して目の代わりとします。
残されたアボ・マトランは奪われた同胞とカーダ・ヌイの平和を取り戻すべくトーア・ヌーバのサポーターとして背部に合体、両者の激しい空中戦が始まります。
後期は鍾乳石の村の下に広がる、マタ・ヌイの心臓部であるコドレックスの入口が隠された『秘密の沼』が舞台となり、
秘密の入口を開ける為の『キーストーン/Keystone』を求め、マタ・ヌイ復活を賭けた最後の戦いが始まります。
製品
製品面ではテクニックシリーズのようなギミックを備えた大型のバトルビークルが多数登場したのが特徴。
また、バイオニクルシリーズの基礎パーツとも言える「ボールジョイント受け」の形状が変更されました。
課題であった関節の保持力が向上しましたが、以前のものより破損率が高くなってしまい賛否両論を呼びました。
(ちなみにこの問題は2011年のHF2.0のリリース時に再び金型改修が行われ、現在は解消されています)
日本ではこの年からバイオニクルシリーズがクリックブリック限定流通となり、一般店舗からその姿を消します。
通常カタログからも削除され(クリブリのカタログには掲載)、これ以降レゴジャパンからメディア面でのフォローはほぼ無くなります。
メディア
この年は公式サイトで1本のショートムービーを何回かに分けて配信するという独特なプロモーションがなされました。
断片的に公開された動画は最終的に1本の動画となり、最後にグレート・スピリット・ロボットが立ちあがりイグニカが射出されるシーンで幕を閉じます。
イメージソングは前年に引き続きクライオーシェルが担当。
ファントーカシリーズには『グラビティー・ハーツ/Gravity Hurts』(訳:重力の痛み)が、ミスティカシリーズには『クローサー・トゥー・ザ・トゥルース/Closer to the Truth』(訳:より真実に近く)が提供されています。
ちなみに日本国内でのメディア展開は特にありません。
上半期 / Winter - ファントーカ / Phantoka
アボ・マトラン & シャドウマトラン / Matoran of Light
下半期 / Summer - ミスティカ / Mistika
ウォーリアー / Warriors
※クリックブリック限定。
※『8953 マクータ・イカラックス/Makuta Icarax』は海外トイザらス限定。
※『8952 ミュートラン&ヴァイカン/Mutran&Vican』『8954 ムーゼカ/Mazeka』は海外ウォルマート限定。