70791 スカルウォリアー / Skull Warrior
製品情報
発売日 | 2015年8月7日 |
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価格 | 2280円(税別) |
パーツ数 | 92ピース |
パーツリスト | BrickLink ※外部リンク |
備考 | 北米では8月1日発売。税別$15.99。 |
キャラクターバイオ:
『スカルウォリアー』は『スカルグラインダー』が生み出した軍隊の一般兵である。スカルグラインダーの暗黒のパワーで動くスカルウォーリアー達はあまり賢くはなく、動きもよろよろとしているが、彼らは恐れを知らぬ冷酷な兵士である。
それぞれの力は満足ではないが頭数でそれを補っており、この怖れを知らぬ戦士達は勇敢なトーアを骨の髄まで凍てつかせるまで立ち向かい続けるだろう。
The Skull Warriors are the rank and file of Skull Grinder’s army. Animated by his dark power, these skeletons shamble relentlessly into battle, and only a fool does not fear the Skull Warriors. What they lack in strength, they more than make up for through numbers. Even when knocked down, these fearless fighters will keep coming back to freeze the bones of all but the bravest heroes.
マスク | スカルマスク / Skull Mask
氷のゴールデンマスク / Golden Mask of Ice |
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武器・装備 | フリーズボウ・ラピッドシューター / Freeze Bow rapid shooter
アイススピア / Ice spear |
カタログ紹介文
猛烈な『スカルウォリアー』と共に古代都市への侵入者を凍てつかせろ!この戦士は弾丸を6連射する巨大な『フリーズボウ・ラピッドシューター / Freeze Bow rapid shooter』でトーア達を跳ね除ける事ができる。バトルギミックを発動し、接近するいかなる敵をも打ち破れ。『フックブレード / Hook Blade』で彼らのマスクを剥ぎ取ってスカルウォリアーの死した仲間を呼び覚ますためにエレメントパワーを使え!
Put the freeze on intruders to the ancient city with the ferocious Skull Warrior! Repel approaching LEGO® BIONICLE® heroes by unleashing six successive shots from the huge Freeze Bow rapid shooter. Activate the battle bash function and overcome any opponent in close combat. Rip off their masks with the hook blade and channel their elemental power to awaken more of the Skull Warrior’s undead comrades!
コミック
インスト(取扱説明書)とパッケージ裏にはショートコミックが掲載されています。
ロード・オブ・スカルスパイダーを倒し、『マスク職人の都 / City of The Mask Makers』に入ったトーア達は街の入口にある『都門 / City Gate』に辿り着く。
しかし『スカルウォリアー / Skull Warrior』の襲撃を受けたコパカは氷のゴールデンマスクを奪われてしまう。はたしてトーア達はゴールデンマスクを奪い返し、伝説のマスクメイカー『エキーム / Ekimu』を探し出す事ができるのだろうか?
コミックの内容はこんな感じになっています。
パッケージ
パッケージは前期シリーズに続いて紙製となっています。
ボックスアートは『都門 / City Gate』を背景に、ボウガンで射撃を見舞う『スカルウォリアー』と弾き飛ばされた『氷のゴールデンマスク』を写した構図。
他にも背景の城壁の上には他のスカルウォリアーも描かれており、手前にはトーア(恐らくコパカ)の手も描かれています。
裏面はお馴染みの「ギミック紹介」のほか「コミック」や「合体モデル」が掲載されています。
メインモデル
『スカルウォリアー』は『スカルグラインダー』が生み出した『スカルアーミー』の一般兵で、『スカルスライサー』や『スカルバッシャー』が1人だけであるのに対し、スカルウォリアーは古代都市の住人達の亡骸から無数に生み出されるため大量に登場するのが特徴です。
いわゆる「ゾンビ」のようなキャラクターで、「よろよろ歩く」「賢くない」など個々の戦闘力はお世辞にも高いとは言えませんが、「(ほぼ)無限に湧く」「恐怖心を持たない」という点を活かした人海戦術やスカルグラインダーの指揮による集団戦で威力を発揮するようです。
デザインはまさに「朽ち果てた鎧を纏ったアンデッド兵士」といった感じです。
『スカルアーミー』シリーズ自体がマスター・オブ・モンスターと呼ばれた特技監督「レイ・ハリーハウゼン」の「骸骨剣士」の影響を少なからず受けていると思うのですが、中でもスカルウォリアーは特に色濃くそれが表れているように感じます。
構造は前期のトーアと比べるとシンプルでアーマー類も少なめですが、新型の「骨型フレーム」や「クリアパーツ」など「フレームを見せるデザインになっているのでフィギュアとしてはキチンと成立されていると思います。
カラーリングはスカルアーミーの共通色である「銀色(フラットシルバー)」「ガンメタル(パールダークグレー)」「透明オレンジ(トランスネオンオレンジ)」にスカルウォリアーのシンボルカラーである「透明水色(トランスライトブルー)」を加えた構成。
アーマーを外すとこのような感じ。モチーフがモチーフなのでアーマー類は少なめですが、代わりに武器はボリュームがあります。
武器
『フリーズボウ・ラピッドシューター / Freeze Bow rapid shooter』は氷の塊を連続発射できるボウガンで、遠くの目標を凍結させる事ができる武器とされています。
柄にあるツマミを回すことで弾丸(1x1プレート)を最大6連射できます。(弾は予備と合わせて計12個付属)
構造も見た目も『プロテクター・オブ・ジャングル』のボウガンを一回り大きくしたような感じですね。
何気にミドルクラス以上のセットでラピッドシューターが入っているのは(現時点では)スカルウィリア―だけになります。
もう1つの武器は『アイススピア / Ice spear』。敵が近距離に踏み込んできた場合にボウガンと持ちかえて戦闘に用いる接近戦用の武器だそうです。
形状はシンプルですがいかにも一般兵という感じで良いと思います。
なお、槍もボウガンも背中にマウントできるのですが、ボウガンの方はマウント方法の指示が無く、更に直接接続できるペグ穴がデフォルトだと無いのでマウント時には少し組み換えが必要です。
槍の先端は新型のブレードパーツが用いられ、フック状の刃を備えた“マスクを引っ掛けやすい”形状になっているのが特徴です。 これまでバイオニクルでは色々な形状の武器パーツがリリースされてきましたが、「対戦に役立つ形状の武器」というのは意外と無かったのでちょっと新鮮です。
頭部
「マスク」「インナーヘッド」「目」はそれぞれ別パーツになっていて、マスクパーツは脱着が可能です。
目の色は「透明オレンジ(トランスネオンオレンジ)」で、後頭部(クリアパーツの後ろ部分)を押すとマスクが外れます。 また、クリアパーツは集光パーツの役割も兼ねていて、光に透かすと目が光っているように見えます。
スカルウォリアーの『スカルマスク / Skull Mask』はドクロを模したデザインになっています。形状はスカルグラインダーのそれと同じですが成形色は「ガンメタル(パールダークグレー)」となっています。
胸アーマーは装甲板が破け内部が露出したような図案がプリントされています。銀色の部分はメタリック系の塗料が用いられており光沢があります。
ギミック
胴体内にはギアが組み込まれており、背中の黄色いギアを回すと両腕がスイングするギアギミックがあります。
旧バイオニクルでは胴体を兼ねた専用のギアボックスが用いられていましたが、新シリーズでは汎用的なギアボックスをヒーローファクトリーのフレームに装着する方式になっています。
トーア同様、小さなギアを噛ませることでほどよい負荷ける構造になっており、ポージング時に腕が垂れさがったりしないよう工夫がなされています。
旧シリーズではギアギミックを備えた製品同士でマスクを叩き落とし合う「バトル」が出来ましたが、新シリーズでも(一応)可能です。 ただし旧版よりもマスクが外れにくく、関節部で打撃の威力が殺されてしまうので難易度は高め。どちらかというとロールプレイ用のギミックな印象です。
ゴールデンマスク
『70791 スカルウォリアー』にはボーナスパーツとして『氷のゴールデンマスク/Golden Mask of Ice』が付属します。
ゴールデンマスク自体はトーアにも付属していましたが、今回の付属するものは『スカルウォリアー』にエレメントパワーを吸収されたバージョンで、「金色(パールゴールド)」と「透明水色(トランスライトブルー)」の混色成形になっています。
『スカルアーミー』はトーアの無力化と自身のパワーアップの為にゴールデンマスクを狙っているようで、スカルウォリアーがゴールデンマスクを装着するとより多くの死者を『スカルウォリアー』として蘇らせる事ができるようになります。
比較
『70788 コパカ:マスター・オブ・アイス』と比較。 サイズはミドルクラスのトーアよりちょっと小さめ(オワツと同じくらい)で、ラージクラスのコパカに比べるとかなり細身ですね。。
ポージング
各関節がボールジョイント接続になっているので様々なポージングが可能。 四肢には目立った干渉個所は無く、肩アーマーも位置の調整が出来るのでストレスが少ないです。 射撃武器と格闘武器の2種類が付属するので色々なシチュエーションを想像して遊べますね。ゴールデンマスクも小道具として使えていい感じです。
コンビネーションモデル
※準備中。
総評
お気に入り度 |
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オススメ度 |
コストパフォーマンス |
新バイオニクルで初となる敵シリーズは「ガイコツ兵士」というかなりストレートなデザインコンセプトで、エキゾチック感を重視していた旧シリーズに比べると良くも悪くも分かりやすい敵キャラクター像になっています。
故に人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、旧シリーズと比べて(予算的の都合で)メディア展開によるフォローに限界があるのである程度仕方ないのかもしれません。
また、こういった分かりやすいモチーフはむしろヒーローファクトリー的だったりするのですが、新型パーツが有機的かつ退廃的な雰囲気を演出していてトータルで見るとキチンとファンタジーな世界観を感じさせるようになっており、上手く差別化されていると思います。
典型的なドクロ兵士を模したスカルウォリアーのデザインは他のスカルアーミー達と比べると目立ったギミックはありませんが、
「シンプルなデザイン」「2種類の武器」「ラピッドシューター」などロールプレイ(ごっこ遊び)がしやすいのは好印象です。
オーソドックスなモチーフは意外性にこそ欠けますが、見方を変えれば取っ付きやすいデザインであるとも言えます。
特にマスクパーツは(スカルグラインダーと共通であることもあり)カッコよく、いわゆる「モブ兵」や「量産機」のポジションでありながら只者で無い雰囲気も感じられます。
(それでいて並列射撃や集団戦に使えるボウガンや槍を武器にするなど「ザコキャラ」としての造形も抜かりないのが好印象)
トーアと比べてしまうと構造自体はシンプルなのですが、左右非対称にしたり骨型フレームを効果的に露出させたりする事で意外と単純さやスカスカさは感じないです。
パーツ面ではデザイン上どうしてもアーマー類が少なく、更に限定流通のため日本での販売価格が高めなのでコストパフォーマンスはお世辞にも良いとはいえないのが残念です。
(もっと安かったら2~3体買って並べて飾りたいくらい気に入っているのですが;)
とはいえ「骨型フレーム」「アバラ骨型ボディアーマー」「新型ショルダーアーマー」など面白い形状のパーツも多くそこは大いに魅力的だと言えると思います。