1. Top
  2. Build
  3. 歩く庭園

歩く庭園

コメント

『歩く庭園』はクリックブリックで開催される『2016 WINTER オリジナルモデルコンテスト』 (提出店舗はお台場VF店) の参加用に作った作品です。

コンテスト用の作品は毎回会場の客層を考慮してモチーフを決めているのですが、今年は最後まで良いアイデアが浮かばなかったので、 以前からずっと作りたかった「背中に大地を載せた大きなカメ」というアイデアを下敷きにしてに制作しました。

全体の雰囲気・家

早い段階で「背中に家や木を載せる」という基本的なデザインは決めていましたが、一番最初は「庭園」というよりは歩く「オアシス」というイメージで組んでいました。 そのため家の形状も中東や北アフリカなどにありそうな四角くい平屋根タイプのものや、東南アジアの高床式の家屋をモチーフとしたものを試作しましたが、 背景の色味が地味になってしまい、全体の雰囲気も少し殺伐とした感じになってしまいそうだったので路線変更。 完成形は英国風の色鮮やかな庭園と絵本に出てくるような家をイメージしたものにしています。

庭園・植物

庭園の植物は量よりも種類の多さを重視しています。 作品の制作中にレゴ エルフの部品を纏めて入手できる機会があったお陰で色んな色の植物を再現出来たのもラッキーでした。

中央の大木は製品でも見られるようなオーソドックスな組み方をしていますが、葉っぱにグラデーションを付けることで単調さを減らしています。 また、オオガメとはいえ甲羅上の土は少ない(気がした)ので、木の根元に無数の根を造形して断崖にしがみつくようなイメージの造形にしています。

オオガメ

作品のベースとなるオオガメは今年のバイオニクルポイント。 甲羅の縁と足先にバイオニクル系パーツを用いています。特に甲羅の縁は普通のシステム系(普通のレゴ)パーツでは出しにくい生物特有の複雑なラインが上手く出せたかなと思います。 当初は顔や脚もバイオニクル系パーツで作る予定でしたが、少しカワイイ感じにしたかったのと、脚の太さが合わなかったのでシステム系パーツで組んでいます。

台座

台座はファンタジー系のヴィネットをイメージしてワイングラスのような脚を付けてみました。 地面に当たる黄緑色の部分は、甲羅上の手入れの行き届いた庭園と対比させるために雑草や小石をイメージした草パーツや丸プレートを取り付けています。

制作時期:2016年2月頃
掲載日:2016年2月28日