1. Top
  2. Build
  3. エキスポ貨車

エキスポ貨車

コメント

私は毎年8月に開催される国際鉄道模型コンベンション(通称:JAM)に参加しています。 JAMはビックサイトを会場とするだけあって基本的にマジメな鉄道模型イベントなのですが、 その中にあっても「再現系以外の創作系レゴトレインも見たい」という声が結構あり、実際去年ネタで作ったトレインビーストも意外と好評でした。

レゴトレインに限らず乗り物系のジャンルはいわゆる再現系(実在の車両・機体をレゴで再現する)の人気が高く、 それ自体は『スピードチャンピオン』(自動車メーカーから正式にライセンス許諾を得たモデルカー的シリーズ)などのシリーズが出るくらいなので当然なのですが、 「もっと色々あっても面白いよね!」という事で今回はレゴブロックの色んなシリーズをモチーフにした“博覧会的な貨車”(名付けて「エキスポ貨車」)を作ってみました。

No.1 お城シリーズ / LEGO Catsle

試作も兼ねたエキスポ貨車1号は「お城シリーズ」をモチーフにしました。 理由は「王様」「馬」「お城」・・・と、誰の目にも分かりやすい要素が多かったため。 メインあるお城は特にモデルにしているセットはなく、強いて言えばシンデレラ城やハイラル城あたりを漠然とイメージしながら作っています。 フィグも特に「このシリーズ!」というのは無く、『ロイヤルナイト』版の王様と『ローンレンジャー』の馬を組み合わせています。

No.2 アクアゾーン / LEGO Aqazone

「お城」貨車の制作中にアクアゾーン系のパーツを入手する機会があったので第2弾は『アクアゾーン』(厳密にはアクアノーツ)をモチーフにしてみました。 メインモデルを潜水艇と海底基地のどちらにしようか迷ったのですが、建物の中にフィグが居るのも面白そうと思い海底基地を選択。 お陰で重装備なダイバーと軽装なクルーの対比で深海という極限環境を表現する事に成功している・・・かも?

No.3 ヒーローファクトリー / LEGO Herofactory

第3弾はこのサイトではお馴染みの『ヒーローファクトリー』をモチーフにしてみました。 最初はSD体型のヒーローかバトルマシーンを載せようかと思っていたのですが、 「お城」や「アクアゾーン」を作った段階で某氏から「JAMのレイアウトで走らせるには車高がギリギリかも」という指摘を頂いたので『ヒーローファクトリー本社ビル』を作ってみました。

No.4  ニンジャゴー / LEGO Ninjago

2弾、3弾で自分の趣味に走ってしまったので、第4弾は現在テレビアニメが放送中のニンジャゴーをテーマにしてみました。 ここでもドラゴンを作るか建物(寺院)を作るかで迷ったのですが、車高の問題と「東洋風の風景は日本人の興味を魅かれるだろう」と考え寺院をチョイスし、『2507 ファイヤー神殿』を意識したデザインにしています。 ミニフィグは『カイ(赤ニンジャ)』も『ウー先生』も見つからなかったので、とりあえず『サムライX(ニャー)』を置いてみました。(意外と合ってる?)

No.5 テクニック / LEGO Technic

エキスポ貨車の第5弾は『システム(普通のレゴ)』『デュプロ』『バイオニクル』と並ぶレゴブロックにおける4大規格の一角『テクニック』をモチーフに制作しました。 (※「四大規格」云々のくだりは個人の見解です)
テクニックの製品は基本的にデカいので、どうやって貨車のスペースに落とし込もうかと悩みましたが、「移動式の研究室」っぽくすることでインテリジェントな雰囲気を出してみました。

本当は車輪から動力を拾ってギアやエンジンのシリンダーが動いたりしたら面白く、それこそがテクニックの王道なのですが走行時の抵抗が大変な事になりそうなので今回は見送りです(汗)。 代わりに、よくある知育玩具のような色鮮やかな歯車を配することで「レゴにはギアを連動させて動かすシリーズもある」という事が伝わるようにしています。(・・・伝わるよね?)

No.6 デュプロ / LEGO Duplo

レゴにどっぷりとハマるとついつい幼児向けラインの存在を忘れてしまうのですが「いやいや、デュプロこそレゴの門口ではないか」ということで第6弾は『デュプロ』シリーズをテーマに据えてみました。 たまたま手元にあったデュプロが「動物園のクマと飼育員」のセットだったので、手前に柵と花を追加してより動物園っぽくしています。 とはいえデュプロは通常のレゴの2倍の幅(体積にすると約8倍)があるのでフィグ類を置くだけで結構いっぱいいっぱいだったり;

No.7 フレンズ / Friends

JAMは鉄道模型のイベントなので基本的に男性や男の子が主な客層なのですが、付き添いでお母さんや女の子も意外と来ます。 なので第7弾は女の子向けレゴとして人気爆発中の『フレンズ』をテーマに制作しました。 フレンズといえばドールハウス的な「ごっこ遊び」に特化しているのが特徴なので、今回のメインモデルは「お店屋さん」にしてみました。 しかし、フレンズの代名詞であるパステルカラーのブロックをあまり持っていないためあまり複雑な構造にはできず、最終的にはコンビニっぽい外見に。 (ハートレイクシティにもコンビニくらいある・・・よねw?)

制作時期:2015年5月~8月頃
掲載日:2015年8月16日